8月9日(金)に仙台市旭ヶ丘市民センターにおいて、令和6年度の安全大会を行いました。社員・協力会社31名、元請け会社の大日本ダイヤコンサルタント株式会社様、株式会社東北開発コンサルタント様から7名のご参加をいただき、計38名で行いました。
今回の安全大会は、昨年に引き続きリスクアセスメント手法による危険予知活動のグループワークと、AED(自動体外式除細動器)を用いた緊急救助活動訓練を行いました。KYグループワークでは、「ロッドの落下によって手を挟んで骨折した」という事故事例をテーマとして「どんな危険が潜んでいるのか」「私たちは具体的にどうするのか」というKY活動を、6グループに分かれて討議、発表を行いました。
後半はセコム株式会社様から講師を派遣していただき、AEDを使った訓練を行いました。AEDはすでに多くに事業所だけでなく、建設工事現場にも導入されてきています。万一仲間が心肺停止状態になった場合に、慌てずに救助することができるように訓練しておきたい、という主旨で行いました。AEDの仕組み、被災者発見後の救助要請から被災者の状態確認、胸骨圧迫(心臓マッサージ)、AEDによる電気ショックの操作方法という一連の流れを学び、参加者全員が実地訓練に参加することができました。
2時間という限られた時間で盛り沢山の内容だったため、事務局からの安全管理報告、今後の方針報告は駆け足になってしまいました。昨年の安全大会から1年間で29カ所の安全パトロールを行い、WEBを利用した安全会議を3回、その他適宜に他社の事故報告と対策等をメールで連絡するなどの安全活動を行ってきました。今年も引き続き安全パトロール、安全会議を中心に、無事故、無災害で現場作業を進められるように社員、協力会社だけでなく、元請け各社とともに頑張っていきたいと思っています。
熊谷代表取締役の挨拶
KY(危険予知)活動の討議
KY活動の発表
セコム株式会社様からのAEDについての講義
心肺蘇生の実習訓練
8月10日に仙台市旭ヶ丘文化センターにおいて、令和5年度の弊社安全大会を行いました。社員、協力会社34名に加えて、今回は元請会社の大日本ダイヤコンサルタント株式会社様、株式会社東北開発コンサルタント様からも8名のご参加をいただき計42名で行いました。
まず、CPS労働安全コンサルタント依田幸治様から「不安全行動の防止について」と題した講話を受けました。その中で、不安全行動について「一部の頼りない人(腐ったリンゴ)の行動がなければシステムは順調に動くはずだ、故障や機能不全は頼りない人のせいだ」という古い見方(腐ったリンゴ理論)があった。しかし腐ったリンゴを取り除いても他のリンゴがまた腐るので、環境・システムを変えなければならない、という不安全行動への見方が紹介されました。そして、具体的な行動方法として「指差し呼称の実践」「5Sの徹底」「一声かけ運動」「RA手法による危険予知活動」等についての説明を受けました。
その後、各グループに分かれて実際にボーリング現場で起きた事故事例を参考にした、RA(リスクアセスメント)手法によるKY(危険予知活動)を行い、各グループからの発表と、講師からのコメントを受けました。グループワークは各グループとも議論が盛り上がり、予定時間をオーバーしてしまい、その後の事務局からの安全活動報告は大幅に短縮しなければなりませんでした。
お盆休み直前の多忙な時期、しかも例年にない猛暑の中で多くの人に参加していただきました。貴重な時間を使っての安全大会でしたので、講話、グループワークともに今後に生かし、無事故、無災害で現場作業を進めていけるように頑張っていきたいと思います。
熊谷代表取締役の挨拶
労働安全コンサルタント依田様の講話
グループワーク
グループワークでの討議
大日本ダイヤコンサルタント株式会社 伊藤副部長からの講評
弊社創業者、元取締役会長の小林義夫が5月15日朝、肺炎のため逝去致しました。満92歳でした。小林家と弊社の合同葬として、5月18日通夜、5月19日葬儀を滞りなく済ませましたのでお知らせします。
小林義夫は昭和44年に弊社の前身である有限会社開発地学社を設立し、その後平成8年まで27年にわたり株式会社東開基礎コンサルタントの代表取締役を務めました。代表引退後も取締役会長、名誉会長として弊社を後見してきました。弊社の基礎を築き、現在の発展につなげたのは小林元会長の力だったと考えております。
通夜、葬儀にご参列された皆様、弔電、生花をお送りいただいた皆様には改めて厚く御礼申し上げます。また、今後とも弊社へのご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
「まちづくりの過去と将来をつなぐ架け橋 地質調査の現場に迫ってみた」と題したインタビュー記事が「ジョブ・スタせんだい」に掲載されました。
「ジョブ・スタせんだい」は、公益財団法人仙台市産業振興事業団が行っている、仙台・宮城の就職活動ポータルサイトです。新卒・転職のための仕事情報や、無料就活スペースの提供、就職・転職のための個別無料コンサルティングなどを行っています。弊社でも採用活動の支援を受けております。
このサイトの中に、さまざまな職場で働いている「企業の先輩インタビュー」という記事があります。今回は技術系の職場で働いている若手社員の声を、就職活動をしている人に届けたい、という趣旨で弊社社員への取材の依頼がありました。
「できれば現場で作業しているところを」ということでしたので、宮城県内のダムの地質調査現場で、弊社社員佐藤雅浩(入社2年目)と山口拓也(入社1年目)が取材を受けました。
インタビューでは非常に率直に返答していて、就職活動をされている方にはわかりやすい内容になっていると思います。2人ともまだまだこれから経験を積み、学んでいかなければならない段階ですが、この2人に限らず若い社員は会社の宝です。私たち幹部社員もより一層、彼らの立場、考え方を尊重しながら指導、育成をしなければならないと考えています。
取材内容は以下のURLからご覧になれますので、ぜひご一読ください。
https://www.siip.city.sendai.jp/jobsta/interview/worker/11258/
すでに社員、協力会社には連絡済みですが、8月11日に予定していた令和3年度の安全大会を延期することにしました。
昨年の安全大会からの1年間で、車両事故3件(いずれも物損事故)、人身事故1件(不休災害)がありました。これらの当社の事故や他社の事故事例をテーマに、事故を防ぐためにどうすればいいのか社員、協力会社全員で検討、討議を行う予定でした。残念ながら7月からの新型コロナ感染症の拡大のため延期せざるを得ないと判断しました。
首都圏を中心に現在デルタ株を主流とした第5波と呼ばれる流行に見舞われています。今後その影響は宮城県内にも及ぶ可能性があります(すでに及んでいるのかもしれませんが)。当社でも仙台北法人会主催の職域接種に参加し、若手社員も含めてワクチン接種を進めているところですが、現在の状態で大人数を集めての大会の開催は難しいと判断したものです。いつ開催できるかは未定です。
引き続き月例の安全パトロールやメールを使った安全目標の通知、元請け各社からの安全についての連絡、事故事例の報告などで安全活動を続けていきます。社員、協力会社の皆さんは、安全大会ができない分なお一層気を引き締めて、無事故無災害で各現場業務を進めるようお願いします。